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コエンザイムQ10の歴史を解説

コエンザイムQ10の歴史を知る前に、その働きと効能を少し説明します。
アンチエイジング効果が期待できるということで、化粧品などの成分としてコエンザイムQ10という言葉を知っている女性の方は多くなっています。
コエンザイムQ10は、食事で摂取した栄養成分を私たちの体の中で、エネルギーに変える役割を担っています。

また、抗酸化力に優れていて、血液や脂肪の酸化防止にも効果があります。
体内で生成されているコエンザイムQ10ですが、20歳を過ぎると、その生成量が徐々に減りだします。
魚類、肉類にも多少は含まれていますが、食事からの摂取で、十分量補うのは難しいことです。

それでは、続いて、私たちの体にとって、必要不可欠な存在のコエンザイムQ10の歴史を見ていきます。
コエンザイムQ10は、実は2つの研究チームで、ほぼ同時期に別々に発見されました。

1つは、1957年、米国ウィスコンシン大学においての研究です。
牛の心筋細胞のミトコンドリアの中に、発見されたオレンジの物質、それがまさにコエンザイムQ10です。
このオレンジの物質がないとエネルギーの生産が潤滑にされないことが判明し、発見に結びついたのです。
もう1つは、1955年、英国リバプール大学においての研究です。
ビタミンAが欠乏したラットの肝臓で、新しいキノン化合物を見つけたのです。
キノンはミトコンドリアの呼吸鎖を示しています。
発見された当初は「ユキビノン」と呼ばれていました。

この2つの研究から発見された物質が同じものであるということを解明したのが、1958年、米国テキサス大学のフォーカース博士です。
一方、1974年に日本では、心筋代謝改善薬として世界に先駆けて、製造許可がされ、医薬品としての実績を積んだ後に、2001年、食品に配合されることが認められています。

このような歴史を経て、サプリメントとしてコエンザイムQ10を摂取することが可能になったわけです。

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